エステティシャンが教えるニキビの原因と対策

ニキビ

思春期に悩むことの多いニキビですが、最近はおとなのニキビも増えてきました。

実はニキビは“尋常性挫創(じんじょうせいざそう)という皮膚の病気です。

放っておくと跡に残ってしまうこともありまますので、適切なケアが必要になります。ニキビ跡が残って後悔しない為にも、ニキビの種類やメカニズムを知っておきましょう。

 

ニキビができやすい部位は?

基本的には皮脂分泌の活発な顔、胸元、背中。まずそれらの箇所の皮脂分泌が活発になり、脂性になることからはじまります。

皮脂分泌が活発になるのは下記の原因によるものが考えられます。

成長ホルモンの影響

思春期になると成長ホルモンの分泌により、特にTゾーンの皮脂の分泌が増え、ニキビが出来やすくなります。

 

男性ホルモンの影響

思春期になると、特に男性に多く分泌されるのが男性ホルモンですが、女性にも少なからず分泌されています。また、大人になってからはストレスなどによっても男性ホルモンの分泌が高まり、女性も男性並みに働く現代は特にニキビの大きな原因になっています。

男性ホルモンは皮脂分泌を活発にし、その上皮膚の角質肥厚(かくしつを厚くする)働きがあります。

 

食事の影響

糖質や脂質の代謝にはビタミンB群が必要で、甘いものや脂っぽい食べ物の摂りすぎは血液が酸性になり細胞の働きも悪くなり、皮膚が菌に対する抵抗力もなくなります。甘いものと言ってもお砂糖だけでなく、炭水化物も消化されると糖質になります。この糖分を代謝させるのには、ビタミンB,1,2が必要で不足すると不完全燃焼した糖質が皮脂に混ざりニキビの菌(黄色ブドウ状球菌、アクネ桿菌)を活発にします。

また、スナック菓子や食品は製品のうちから既に過酸化脂質という酸化物質になったものが多く、これらの食品をたくさん食べると、皮脂は当然、過酸化脂質であるため、ニキビを悪化させます。

ストレスの影響

過度の緊張や疲労、睡眠不足は自神経に変調をきたすようになります。すると緊張をつかさどる交感神経と、リラックスをつかさどる副交感神経のバランスがくずれます。

バランスが崩れると脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモンが多量に分泌され、副腎皮質と共に男性ホルモンの分泌も高まり、皮脂の分泌も高まってしまします。

 

黄体ホルモンの影響

黄体ホルモンは皮脂の分泌作用が多くなりますが、生理前はこの黄体ホルモンの分泌によって、ニキビができやすくなったり、すでにできているニキビが悪化したりします。

 

このような様々な原因がありますが、いずれにせよこれらの影響によりアクネ菌が増えこれが毛穴の壁の角質を増殖、それにより毛穴がふさがってさらに皮脂が毛穴にたまってしまいます。また代謝の低下や、ホルモンの影響で肌の表面が固くなり毛穴付近のターンオーバー(肌サイクル)正常に行われなくなってしまい、角質はさらに硬くなり皮脂がつまりニキビが悪化していきます。

 

ニキビ初期

角質がかたくなると毛穴の入り口が狭くなり、産毛を伝って肌表面に出てくる皮脂が毛穴の中にたまっていき、ラードの様な塊になってコメド(面皰)になります。

初期の段階では、ニキビ周辺の皮膚の色は正常で、表面に少し盛り上がりがみられる程度で皮脂のたまったもので、白っぽくぽつんとできて毛穴が解放されていない時期です。

これが白ニキビです。

もう少し症状が進むと肌内部にたまった白ニキビは開口し汚れが付着したり、空気によって酸化し、黒っぽくみえてきます。これを黒ニキビといいます。

白ニキビ、黒ニキビ、ともに、まだ炎症を起こしていない状態です。この段階で上手にコメドだけ取れると、跡にならずきれいに治ることもあります。無理な力をくわえて悪化させてしまうこともありますので注意が必要です。これはやはり、プロに任せた方がいいでしょう。

 

ニキビ中期~後期

白ニキビ、黒ニキビをそのままにしてしまって、炎症が起きた段階を中期といい毛穴に詰まった皮脂を餌にアクネ桿菌が繁殖している状態です。炎症が悪化していくと、痛みも伴い発赤し膿がたまります。この膿はアクネ菌と白血球が戦った残骸で、そのあとを後期と言いニキビの跡が色素沈着を起こしたり陥没している状態です。早めに炎症を抑えることが大切です。

 

ニキビの場所

ニキビのできる原因は外面的な要素と内面的な要素など様々ですが、皮膚科に行っていろいろなことをやっても治りにくいとしたら、内面からと考えていいでしょう。

そしてニキビのできている場所によって改善方法が解ります。

おでこのニキビ

おでこのニキビは思春期の成長ホルモンの影響によるところが多いですが、大人でも洗顔や洗髪、または整髪剤の影響もあります。石鹸やシャンプーのすすぎをしっかり行いましょう。

口周り

大人のニキビの特徴の一つで成人にできやすいといわれます。

口周りニキビは胃腸が弱るなどの体調不良が原因であることが多いです。

食事にかたよりが無いか、規則正しい生活を送っているか、ストレスをためていないか、日常生活の過ごし方に注意してください。

刺激物の摂りすぎやビタミンB群の不足によってもできやすい部分です。

甘いものや脂分の摂りすぎ、肝機能の低下も考えられます。

皮膚ダニやダニの糞

などです。

ニキビに効果的な成分

サルチル酸…殺菌作用・角質溶解作用(刺激を強く感じる方は不可)

グリコール酸…角質剥離効果・バリア機能アップ・メラニン除去(サトウキビから抽出し人の肌にも微量含まれているためアレルギーを起こす心配がない)

イソフラボン…女性ホルモン様成分で大豆・ミリフィカなどが有名・男性ホルモンの働きを抑える。

その他 ビタミンC 金イオン・セージ葉エキス・ビタミンE、ヒオウギエキスも有効です。

また、ビタミンB群、C、イソフラボンを含む食品を積極的にとるよう心がけましょう。

サロンでは、イソフラボン入り炭酸パックや上記有効成分の電気導入、光トリートメント

をお勧めしています。

 

 

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上岡優子プロフィール 

上岡優子

  • ・AEA 日本エステティック業協会 認定講師
  • ・シデスコ インターナショナル エステティシャン
  • ・AEA インターナショナル エステティシャン
  • ・株式会社トラストウィングス 美容顧問 http://www.trustwings.com/
  • ・株式会社U・T・P 美容顧問 http://www.utp.co.jp/
 

2014年12月19日

カテゴリー : ブログ